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2019.09.17

お知らせ

個人情報保護委員会からの指導について

個人情報保護委員会からの指導について

この度当社は、先般のタブレット顔認証機能の対応について、2019年9月12日付で個人情報保護委員会より指導を受けました。本指導を厳粛に受け止め、社内の体制を今一度整備し、お客様に安心してご利用いただけるサービスの提供に努めて参ります。

経緯及び対応につきまして、以下の通りご報告いたします。

指導に至る対応経緯

  • 当社のタクシー車内設置のタブレット上広告サービスの一部において、付属のカメラを用いた性別判定機能を伴う配信を行っております。なお、本判定に利用した画像は性別の判定後、サーバーに送信されることなく端末内で即時削除されており、端末・サーバーを問わず一切保存されておらず、他の目的に利用されたこともありません。このため、本機能の開始から昨年12月に至るまで、当社としては個人情報保護法の適用を受ける個人情報の取得等を行っているとの認識はありませんでしたが、お客様の安心とご理解を得るべく、ホームページ・プレスリリース等において、カメラの存在及び利用目的は公表しておりました。
  • 2019年3月24日に公表の通り、2018年12月5日個人情報保護委員会より、本機能で用いられるカメラ画像を個人情報として扱うべきという見解とともに、お客様向け通知公表対応について、個人情報保護法第41条の規定に基づき「そのカメラの存在及びこれにより個人情報を取得することについてわかりやすい説明を徹底し、適正に個人情報を取得するとともに、利用目的の通知や公表を適切に行うこと」との指導を受けました。当社の認識不足を十分反省し、以下のような措置を講じております。
  • 指導を受けた後の検討の結果、機能提供は継続しつつ、2019年4月上旬までに車内タブレット上においてカメラの存在・利用目的を表示するという方針を、2018年12月中に決定いたしました。対応方針・予定時期を定めた理由は、以下の通りです。
    1. サービスの開始時点からプレスリリース等でカメラの存在や利用目的を公表していたことから、直ちに不適切との認識でなかったこと
    2. (1.を前提に)表示機能の開発及び関係者との調整に要する時間を検討した結果、2019年4月を合理的なスケジュールと判断したこと
    3. 再発防止に向けた社内体制の整備を並行して実施したこと
  • 個人情報保護委員会からは、2019年4月に至るまで改善策が実施されていなかったことについて、この度再度の指導を受けるに至りました。本指導を厳粛に受け止め、改めて再発の防止に取り組んで参ります。

対応・再発防止に向けた取り組みについて

以下の内容について、個人情報保護委員会からの見解をいただきつつ、対応・取り組みを実施しております。

①タブレット上のカメラの存在の公表

  • 2019年4月9日にタブレット上での案内表示を完了しております。その後も、お客様にとってよりわかりやすい公表方法となるよう、改善を継続しております。
  • タブレット上表示対応と合わせ、プライバシーポリシーの改訂を行い、取得目的などについて、できる限りわかりやすく詳細をお知らせしております。

②ISMSの取得

  • 2019年9月7日に、情報セキュリティ管理についての国際規格「ISO 27001 (ISMS)」の認証を取得いたしました。
  • 情報セキュリティ対策の継続的な改善を行い、お客様に安心してご利用いただけるサービスの一層の強化に努めてまいります。

③個人情報取り扱い全般に関する規定・体制の整備

  • 個人情報の取扱いに特化した規定類・社内体制の見直しについて対応を実施しております。

④業務委託先管理の徹底について

  • 業務委託先(タクシー会社等)における個人情報の保護についても、管理の徹底を確実にしてまいります。

 

本件につきまして、お客様及び関係者各位に多大なるご心配とご迷惑をおかけ致しましたこと、重ねて深くお詫び申し上げるしだいです。

以上